合計特殊出生率:15歳〜45歳までの女性の年齢別出生率の合計で、1人の女性が一生の間に生む平均子供数を表す。 1997年(平成9年)人口動態統計月報年計(概数)の概要(1998年6月厚生省) 毎年発表されている合計特殊出生率が発表された。今年は、最も少なかった1995年の1.42人を下回り、1.39人と過去最低になったことが分かった。以下、詳細を紹介する。 結果の概要 1.結果の要約(略) 2.出生 (1)出生数 1997年の出生数は119万1681人で前年の120万6555人より1万4874人減少した。 1947年〜1949年の第一次ベビーブーム期に生まれた女性が結婚、出産したことにより1971年〜1974年には第二次ベビーブームとなり、一年間に200,210万人もの出生数かあったが、75年以降は、毎年減少し続けていた。 しかし、1991年からは増加と減少をくりかえしている(図1)出生率(人工1000対)は、9.5で前年の9.7を下回った。出生数を母の年齢(五歳階級)別にみると19歳以下と35歳以上でわずかに増加しているものの20〜34歳で減少しており、特に20歳代での減少が著しい。第一子出生時の母の平均年齢は上昇傾向にあり、1989年に27歳となり、1997年では27.7歳となった。 (2)合計特珠出生率 1997年の合計特殊出生率は1.39で前年の1.43を下回った。1960年代後半,1970年代前半(昭和40年代)はほぼ2.1台で推移していたが、1975年に2.00を下回ってから低下を続け、1997年は1.39となった。なお、1982年〜1984年及び1994年・1996年には一時的に上昇している(図2、年齢階級別に内訳をみると、20〜34歳では前年に比べ低下しており、特に25〜34歳での低下が大きい。 なお、35〜39歳は、1980年以降毎年上昇を続けている。都道府県別にみると、合計特殊出生率が高いのは沖縄県(1.81)、島根県(1.67)、宮崎県(1.66)等で、低いのは東京都(1.05)、京都府(1.26)、北海道(1.27)等概して大都市を含む地域であった。 |
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